経過観察を続けているオオベソオウムガイ卵(#3)の近況報告です。
4月上旬に発生を確認して、今から3週間前にも経過をお伝えしましたが、
かなり殻が見えてきていますね。
これまでの経験上、水温23-24℃だとオウムガイ類は産卵から孵化までにおよそ10ヶ月かかります。この様子だと今月中には孵化するかなぁ…
こんな丸見え状態だと海の中で外敵に襲われそうですが、自然界ではオウムガイはおそらく岩か何かのすき間などに隠すように産卵するので大丈夫なのでしょう。
実際のところ、野生の状態でオウムガイの卵はまだ発見されていないので(どこで産卵しているか不明)どんな風に卵発生が進んでいるのか未だ謎なんですけどね。
まだ少し先になりますが、オオベソオウムガイの卵が無事に孵化することを今から楽しみにしています。
【飼育研究部 森滝丈也】