パラオオウムガイB2とB3を孵化専用水槽(23℃)から成体の展示水槽(17℃)へ移動しました。
オウムガイの仲間は高い水温で産卵し、孵化後しばらくして親と同じ水温の海域へ沈降すると考えられているので、水族館ではこれまでの経験から、孵化後2ヶ月を目処に孵化個体を低い水温へ移動させています。
今回、パラオオウムガイB2とB3は展示水槽内に吊り下げた小水槽に移動しましたが、それに伴い、それまで小水槽にいたオウムガイP162(2015.4.25孵化)を外に開放することになりました。
最近は水面でじっとしていることが多かったP162でしたが、広い空間に開放すると、かなり気持ちよさげに泳ぎはじめました。なかなか、かわいい。
パラオオウムガイB2、B3とオウムガイP162の新生活の始まりです。
【飼育研究部 森滝丈也】