メリーグソクマス!
クリスマスシーズンに合わせたかのように、へんな生きもの研究所のオオグソクムシの背中に「白いクリスマスツリー」が出現しました。
いや、ホントはクリスマスツリーなんかじゃありません(笑)。実はこの体色変化はオオグソクムシの脱皮兆候(サイン)なのです。
オオグソクムシをはじめとするダンゴムシの仲間は、まず体の後半部を脱ぎ、しばらくしてから前半部を脱ぐ「二相性脱皮」をおこないます。後半部の脱皮の前にまず前半部が白くなり、それが白い三角形(今回のクリスマスツリー)模様に見えるのです(後半部の脱皮前に前半部が白くなるのは後半部のカルシウムを前に移動させているからではないかと推測しています)
6月にも別の個体でこれと同じ脱皮兆候が確認されました。その個体はこの3日後に脱皮しました。
同じパターンだとすると、今回の2匹も年内には脱皮するのではないでしょうか(今回の2匹は2016年9月から飼育していますが、この間、脱皮は一度もしていません)
【飼育研究部 森滝丈也】