サンゴ水槽に潜ってスギノキミドリイシを撮影。掃除だったので、水が少し濁っていますが、この方が自然の海っぽい?
…あぁ、本当の海に潜りたいです(笑)
実は、以前の飼育日記で、このスギノキミドリイシがおかしな成長している…と書き込みました。
去年の秋ぐらいからサンゴ水槽のスギノキミドリイシの枝の先端が変なかたちになってきたのです。
ミドリイシの枝の先端にあるポリプは「頭頂体」と呼ばれ、サンゴの成長点にあたりますが、どうもこのスギノキミドリイシは何らかの原因で、本来は枝の先端に一つだけあるはずの頭頂体が一斉に「多頭化」してしまったようなのです。
こういう姿は見たことがなかったので驚きました。
もしかしたら、ここを起点にこれから四方八方に枝分かれしていくのかも知れないな…と思っていましたが、あれから半年。
多頭化した箇所から枝が伸びて、群体全体の枝が密集しているのがよくわかります。
やはり多頭化は病気ではなく、成長の過程(枝分かれの前兆)だったようです。
良かった。
こうやって時系列で画像を並べると、サンゴの成長ぶりがよくわかりますね。
【飼育研究部 森滝丈也】