先日紹介した落ち葉で巣づくりするNothriaの仲間。
水深300m付近に生息しているのに使う巣材は落ち葉や小枝そのまんま。
一見すると森の林床部で生活する生物の雰囲気(笑)
今、研究者に調べてもらっていますが、どうやらこのNothriaは少なくとも日本では初確認となる種類と考えて間違いないようです!(驚)
もしかしたら、世界でも…いやいや、これは期待が高まりますね。
現在、へんな生きもの研究所で1個体だけですが飼育中です。
水槽に落ち葉を入れたらどうするのか?昨日、ふと気になったので、餌用のイサザアミの蓄養プールに沈んでいた落ち葉を1枚拾い、Nothriaの目の前に置いてみました。
今朝見ると…
おぉ!落ち葉を小さくちぎって巣材にしているではないですか!(貴重な正面顔)
せっせと巣づくりする仕草が想像を超えて可愛かったです(笑)
【飼育研究部 森滝丈也】
追記:後日、この枯葉を使って営巣する多毛類は、Nothria属ではなく、クシエライソメ Anchinothria cirrobtanchiata であることが判明しました。2017.6.12