昨日は仕事が終わってからグソラーさん(グソクムシ愛好家)との飲み会があり、少々飲み過ぎました。
う~
さて。
先日のニコニコ生放送でダイオウグソクムシ№12はサバをモリモリ食べたわけですが、骨(脊椎骨)は食べ残していました。
餌のサイズが大きい場合、ダイオウグソクムシは骨を避けて摂餌するものなのでしょうか。
ところが、以前に解剖した別のダイオウグソクムシ(№22)は、その胃の中に大量の魚骨が残っていました。
この個体は水族館では餌を食べていなかったので、おそらく入館前に海中で食べた魚の骨でしょう。
骨以外は全て消化されていました。
ダイオウグソクムシの消化管はひょうたんのような形をしていて、胃の出口(幽門部)は細くくびれています。
【画像注意】
胃を切開した画像です。
幽門部をふさぐほどの多量の骨。
長いもので3.5㎝ほどもあります。
はたして、こんな状態でも幽門部や腸を通過して骨を排泄することは可能なのでしょうか?
パッと見の印象では、多量の骨が排泄できないまま滞留しているように思えました。
不思議です。
そもそも、こんな大きな多量の骨をのどに詰まらせることなく飲み込めたことにも驚きです。
まぁ、過去には消化管から大きなビニールや紙が見つかった事例もあることですし、こいつらは立派な顎を持っていても摂餌方法(嚥下)は、案外、丸飲みに近い感じなのかも知れません。
でも排泄できないとしたらやはり問題だよな…
などと、少し興味が出てきたので、甲殻類の「飲み込み運動」と「排泄」について調べようかと考えています。
何か情報をお持ちの方、連絡お待ちしています。