今朝、いつものようにへんな生きもの研究所の見回りをしていてうれしい発見がありました。
あれ?オオハナガタサンゴの脇に何か小さなピンク色のものがある…
あ!ヒロウミウシやん!
体長5ミリほどなので今朝まで気が付きませんでしたが、このオオハナガタサンゴにこっそりついていたのかもしれません。
実に春めいた鮮やかなピンク!
すぐ近くにもう1匹いました。
さっそくスーパーマクロモードで撮影してみると…
お!周りにチゴケムシがあります。
ヒロウミウシの餌はチゴケムシ(チゴ毛虫ではなく、血苔虫・コケムシの一種)、どうやらこのヒロウミウシ達はオオハナガタサンゴの骨格に付着していたチゴケムシと一緒にやってきたようです。
肉眼では観察しにくいかもしれませんが、位置的には見やすい場所にいるので(あまり動き回りません)興味のある方は是非!
オオハナガタサンゴはイイジマフクロウニ水槽で展示しています。
(ちなみにここのサンゴにはヒメホウキムシも付いています)
そして、もう一つ小さなウミウシの紹介です。
採集で手に入れたヤギの骨格に付着していたヒドロ虫を餌にしているところを発見!
体長1センチぐらい。
さっそくへんな生きもの研究所にスカウトして、こっそりと展示しています。タコノマクラ水槽です。
透明感があってなかなかきれいなウミウシ。
ヒロウミウシもセスジミノウミウシもダイバーさんには人気のあるウミウシのようですが、そんなかわいい人気者に潜らずともご対面できるのが「へんな生きもの研究所」です。
かなり小さいですけど(笑)
最後に、セスジミノウミウシの顔アップをどうぞ!