昨日は地元の漁師さんから面白い生物をいくつかいただきました。
まずは水深100mのサメ刺し網にかかった大きなテヅルモヅル。
時々、入館する種類ですが、種名がはっきりしないので調査中です。
予備水槽に収容して様子を見ています。
次に、オオハナガタサンゴを凝視していて骨格に付着していた小さくて可憐なマイナー生物を発見!
ヒメホウキムシは、まぁ、それほどレアな種類ではないのですが、一般的にあまり名前は知られていないマイナー生物かもしれませんね。
箒虫動物門(ホウキムシ)というグループの一員で、この仲間は日本では今のところ4種類しか知られていないようです。
ちなみに鳥羽水族館ではホウキムシの仲間は飼育していなかったので、新しい飼育動物群(グループ)が一つ増えた事になりますね。
拡大するとかなりキレイです。
大きさは高さ1センチはないかな。触手冠の幅が5ミリぐらいです。
ホウキムシはコケムシ(外肛動物門)やシャミセンガイ(腕足動物門)に比較的近縁だと考えられています。
そして、さらに気になるのがコチラ。
同じくオオハナガタサンゴの骨格に穿孔してしていたのですが…
種類がわからないので、ちょっとこちらも調べてみます。
穴を掘って潜んでいるので、体は少し長め、かな。