全国のグソクファン(グソラー)の皆さん、ぐっそいぶにんぐ!!
社長の言葉を借りるなら、今年の鳥羽水族館のアベノミクス(トバノミクス?)
3本の矢の1本である「へんな生きもの研究所」が本日ようやくオープン!しました。
朝から盛大な式典とテープカットがあり、満を持してのオープンでした。
早くからご来場いただいたお客様、本当にありがとうございました。
まだまだ設備上の問題点はちらほらありますが、まずはイチオシ展示生物の紹介です。
展示生物は55種類!
…ということで「HEN55」のセンターは、言わずもがなのダイオウグソクムシ Bathynomus giganteus
ですが、今回加入した新メンバーはこちら→
ニューカレドニアからやってきた、第3のグソクムシB. richeri です。
とりあえずニューカレドニアオオグソクムシと名付けました。
これは姉妹館でもあるラグーン水族館から寄贈されたもので、飼育展示は日本初!大きさは日本のオオグソクムシB. doederleiniよりふたまわりほど大きく、幅広い体つきですね。
色白でなかなか可愛い顔つきのぽっちゃり美人?
全部で5匹います(内、オスは1匹)。
ちなみに Bathynomus属には17種ほどが知られています。
最初に論文に記載された(名前が付けられた)のがダイオウグソクムシで、2番目が日本産のオオグソクムシ、このニューカレドニアオオグソクムシは比較的最近の2006年に記載されました。
他にはひっそりとこんなのも。
グソクムシの一種です。スナホリムシ科のオオグソクムシやダイオウグソクムシに対して、こいつはグソクムシ科なので少しだけ離れた仲間ですね。ややこしいですけど。
メナガグソクムシに似ていますが、どうも違うようです。他にこんな風に複眼が引っ付いたグソクムシは私は知らないので、現在調査中です。これは三重県の熊野灘で採集したものです。
未知の種類だったら、面白いんですけどね。期待がふくらみます。
新コーナーでもどんどんグソク推しでいきますから、是非遊びに来て下さい。
もちろん他のたくさんの「へんな生きもの」たちもお待ちしていますよ。