ヒトエガイを2匹捕獲していただいた漁師さんから、またまたへんな生きものが獲れたんやけど名前は?との連絡がありました。
画像を見るとすぐにわかりました。これは痛んだオニギリ…ではなく、イボベッコウタマガイです ↓
ウミウシに似ていますが、厳密にはウミウシの仲間ではなく巻き貝の一種。
もっとも、貝殻は体の中に隠れて外から見ることができないので、見た目はウミウシそっくりなのですが…
特に珍しくはない「普通種」のようで、ダイビングすると結構見かけるようですね。でも、水族館に持ち込まれることは少なく、当館では一昨年の3月に入館したきり。
今回の個体は少し表面がはげてしまっていますが、本来は体色はもっと黒く、その形から「おはぎウミウシ」なんて呼ばれたりすることもあるそうです。状態が少し心配でしたが、水槽に入れると、結構活発に動き回っていました。
そんなイボベッコウタマガイ。通称おはぎウミウシ。
前回、入館した個体は激似だったので、本物のおはぎと一緒に並べて撮影していました。その画像を最後にどうぞ。
どうでしょう?
色かたち、大きさまでもおはぎそっくりのおはぎウミウシ。ウミウシではありませんが、それなりにカワイイ「貝」です。
注)予備水槽で飼育中なので、まだ展示はしていません。