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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

魚が参ると書いてアジ。日本人には一番ポピュラーな魚ではないでしょうか?

お久しぶりです。釣りバカ飼育員のつじです。

さて今回はアジの話し。

正式名はマアジといいます。みなさん一度はこの魚を食べたことがあると思います。
ではこのマアジには二種類の系統があるのはご存知でしょうか?

① キアジ系群
キアジ系群は体色が明るく、黄色、黄金色っぽい色をしています。
また体高がとても高いのが特徴です。回遊をあまりしない定着型とされており、ヒラアジともよばれたりします。

② クロアジ系群
クロアジ系統は背が黒っぽかったり、青みがかったりします。
体高は低く、キアジに比べて細身なのが特徴です。また回遊性が強く、釣り人の間ではセグロなんて呼んだりもします。

では、鳥羽湾にはどんな系統のアジがいるのか?

はい。釣ってきましたよ(笑)

これはクロアジです。背中側が黒くてとても細身な典型的なクロアジです。

私が鳥羽に来てからちょうど一年が経つのですが、

面白いことに、鳥羽で釣れるアジはほとんどクロアジ系統でした。                  

これは、鳥羽湾の特徴が太平洋に面しており、かつ潮流が速いので、一カ所に停滞するところが少ないのではないか?

と僕は考えています。

では鳥羽にはキアジ系統のアジはいないのか?

いたんです・・・水槽の中に。

体色が薄黄色で、体高のある典型的なキアジ系群です。クロアジの写真と比較すると違いがよくわかると思います。             

そして面白いことに、水槽の中のアジはほとんどがキアジ系群なんです。                              

そもそも鳥羽水族館で展示しているアジは、目の前の鳥羽湾から仕入れた魚です。                               ということは、水槽の中で飼育するとキアジ系群になることが多いということです。                                  

魚にとって、水槽内という環境は、外海と比較して、水流が少なく、定期的にエサを食べられる環境です。                                    これはまさにキアジ系群が生息しうる環境と似ているのです。これが水槽内のアジがキアジ系群になる理由だと考察します。                          

その証拠に、水槽内のアジと僕が外海で釣ったアジの筋肉を比較すると、

僕が釣ったアジ(上)は、ピンク色をしているのに対して、水槽内のアジ(下)は真っ白。
脂の乗った、いわゆる全身トロ状態です。(アジの開きにした時の写真ですみません笑)

魚にとって外海と水槽ではこれほど環境が違うんですね。
だからこそ、飼育員が水槽の管理をしっかりとやっていかないといけないんですね。

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