水族館からみなさんに発信することは
いつも楽しくて、かわいいくて、おもしろくて
そんな話ばかりだったらいいなと思います。
だけど、
飼育員という仕事は
命を預かっているということなんだと
動物の死や病気や怪我に接する度に再認識します。
一つ一つの命はとてもとても尊いもので
価値はつけられないもの。大きな動物でも魚や虫のような小さいものも
一緒の命。
死んでしまった子と死ななかった子。
病気になってしまう子、怪我をしてしまう子、
そうじゃない子となにが違うのかな。
少し前まで他の子と変わらないように動いてたけど
一瞬にして、いやずっと前から
体を保っているバランスがくずれてしまう。
たった一つの崩れでその体は動かなくなる。
解剖してみても、他と同じ臓器をもってるのに
どうして動かないのだろう。
そんなことを考えて落ち込んでしまうことがあります。
こんなことを飼育日記に書いていいのか悩みましたが、
楽しい事ばっかりじゃない現実も
伝えていきたいと思いました。
そして、命を預かっている仕事をしている責任。
大切な命をすこしでも失わないように
日々観察や正確な判断をできるようにもっともっと
学んでいきたいと思います。
最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。
そんな時、新しい命はとても幸せになれますね:)