どうやらイソギンチャクを持たないキンチャクガニは3,4割ほど安い値段で販売されているようです。そんな、イソギンチャクの有無で価値が決まってしまうキンチャクガニの立場って一体…
イソギンチャクを持たないキンチャクガニと 、 両手(ハサミ脚)に持った個体をバケツに入れて展示水槽へ持って行くと…。わずか数分間でイソギンチャクの争奪戦。持っていなかったカニがイソギンチャクを一つ奪い、その後、その個体は水槽のイソギンチャクの触手もちぎり、あっと言う間に両手のイソギンチャクを補完。少し得意げ?
でも、やっぱり気に入らなかったらしく、その日の夕方には奪ったイソギンチャクはどこかにやってしまい、大きなカサネイソギンチャクをモミモミ、モミモミ…
手ごろな大きさに縮めて持ってみた…。でもちょっとまだ大きい。
ところで、両手(ハサミ脚)にイソギンチャクを持って、餌はどうやって食べるのか?答えは簡単。脚でつかんで食べるのだ。ハサミ脚は使わない。大きな餌だと直接口を近づけて食べるらしい。画像は脚を使って赤いゴカイの仲間を食べているところ。