ジュゴンの餌でもある、海草の仲間は水中で花を咲かせて結実します。
特にリュウキュウスガモは大きな目立つ実を付けます。
中には5~6個の種子が入っています。以前、水槽の底に転がっていたタネはこんなの↓
タネは水に沈むのですが、実のあった場所から広範囲に散らばっていたので、実から勢いよく飛び出るのか?と少し疑問でした。
←初めて見ました。中にタネ(2つ)見えています。
あれ?前に見たのはもっと緑色だったのに、今回は薄茶色…
そうこうしているうちに、実はゆっくりと開いていきます。でも、私も作業が押していてじっと観察は続けていられません。
タネが弾けるのか、気になりますが…
早く開けと、ちょっと、棒でつついてみたり…
あっ…実が根元から折れてしまいました(泣)。
実はそのままフワッと水面まで浮上。
…まぁ、タネは既に熟しているわけで、外に飛び出すのも時間の問題だったわけで、良しとしましょう(笑)
で、初めて知ったのですが、タネは撥水性のある薄皮をかぶっていました。これでタネは水面に浮くことができるようです。そして、この薄皮は簡単に剥けるのですが、剥くとすぐにタネは沈んできます。
どうやら、自然界では実が弾けてタネが浮かび上がり、波に流されてある程度拡散した頃に、薄皮が剥けて海底に落ちる…ようです。ん~上手くできている。
少し感動しました。長年の疑問が溶けましたし…。
これは、日記で皆さんにお伝えしなければ!と薄皮をかぶって浮くタネと、剥いて沈んだタネの写真を撮ろうとカメラを構えた瞬間…!
バシャン!何と、無情にも水槽の照明タイマーがOFFになり、真っ暗に…写真が撮れず(泣)