先日、年報の飼育生物リストをチェックしていて、エゾヒトデ Aphelasterias japonica の名前が抜けていることに気が付き、すぐに書き加えておきました。 このヒトデは、現在、バックヤードで1個体だけひっそり
カテゴリー: 08 無脊椎動物
新種のヤドリゴカイが記載されました
熊野灘で採集したゴカイの仲間が新種記載されました!タコヤドリゴカイ Spathochaeta octopodis です。 5年前から紀伊長島の沖合底引き網漁船(第十八甚昇丸)にお世話になって、熊野灘の生物調査を実施してい
ジンゴロウヤドカリは精子の拡散を手伝うか?
先日の朝の見回り中、へんな生きもの研究所で口から白煙のようなものを吐き続けるジンゴロウヤドカリに遭遇しました。数分間は続いていたでしょうか。 どうもこれは放精に見えます。でも、ヤドカリ自身は放精しないはず。果たして…誰が
ジクネカイメン成長開始
現在、へんな生きもの研究所で飼育中のカイメンの話題です。 このカイメンは2016年の春に熊野灘の水深250-300mで採集されたもので、以前、知り合いのカイメン博士に調べてもらってジクネカイメン属の一種(Rhizaxin
パラオオウムガイB7が孵化しました
パラオオウムガイのベビーラッシュは続いています(笑)。昨日、7個体目となるB7が誕生しました。 これで総数6匹になりました(B1のみ孵化後4日で死亡) 給餌は火曜日と土曜日の週2回。プラスチックカップに1個体ずつ隔離して
テンプライソギンチャク展示中
群体は小さくなってしまいましたが、へんな生きもの研究所で現在もテンプライソギンチャクを展示中です。 本種は去年4月に新種記載されたばかりのイソギンチャクで、ノリカイメンの一種と共生する珍しい生態を持ちます。2006年に神
ガラスエビが見たい!
昨年生まれのイセエビの赤ちゃんが大きくなっています。 イセエビは卵から生まれたあと、約300日間、透明で親のイセエビとは違う形で過ごし、その間フィロソーマと呼ばれます。フィロソーマは体長1.5mmほどでふ化し、脱皮をしな
パラオオウムガイB2のストレッチ
昨日の見回り中、12月20日に孵化したパラオオウムガイB2(Nautilus belauensis 2番目の孵化個体)の面白い行動を見かけました。 オウムガイのねじり行動(ストレッチ)です。昨日はこんな格好でした。 口を
パラオオウムガイB6が孵化しました
パラオオウムガイのベビーラッシュは続いています(笑)。今朝、2019年最初となるB6が誕生しました。B6は4/3-4/20に産卵した卵の一つです。 この個体は殻径が少し小さいのか、軟体部(特に目のあたり)が他よりも大きい