秋の修学旅行シーズンが始まり、さっそく教養セミナーに行ってきました。
教養セミナーとは、修学旅行で鳥羽水族館に来てくれる小学校の生徒さんのところ(ホテルや旅館)に飼育係が行って水族館のお話をすることです。最後に質問の時間をとっているのですが、今回はそのひとつに「推しの生きものは何ですか?」と聞かれました。
私はフグの仲間が好きなので、メイタイシガキフグを紹介したのですが、そういえば最近の推しがいることをすっかり忘れていました。
それはエントランスホールのサンゴ水槽にいるメガネゴンベです。
名前の通り、眼の付近に眼鏡のような模様があるのが特徴の海水魚です。あまり泳ぎ回らず、サンゴなどの上にじっとしていることが多いのですが、しばらくするとささっと水槽を横切ってちょこんと何かの上に留まり、また移動します。眼鏡模様だけではなく、ちょこちょことした動きも可愛い魚です。
今回は数分間の間に左から右へと矢印の場所に留まりながら移動していきました。サンゴ水槽の右側部分にいることが多いです。最初は見あたらなくても、しばらく水槽の前にいるとどこかしらから現れます。ぜひみなさんもチェックしてみてくださいね。
【飼育研究部 つぼんぬ】