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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

鯵 5

ケーキ屋さんに入るのって、なんか緊張します。

どーも、釣りバカ飼育員つじです。

さて、釣り日記です。

先日、マアジを釣ったのですが、その日の釣れ方がすごく面白かったので、

釣りをされない読者さんにもわかるように書いてみます。。

まず、使用するルアー。

このミミズような、やわらかいものを使います。(ワームっていいます)

で、いろいろとアクションを加えて生き物のように見立てるのですが、

これにマアジが食いつくと、

糸が引っ張られて、竿先がツンツンとなり、

その振動が手元に伝わってきます。これがいわゆる「アタリ」です。

で、先日はこのアタリがなかなか感じ取れませんでした。

でも、

アタリは感じ取れないんだけど、気が付いたら魚が付いてる・・・

釣れてしまった。(このパターンが何回か続きました)

なぜこうなったのか?

胃の内容物を見て、ハッとしました!

何かわかりますか?

そう、「アミ」だったのです。このことより以下に考察します。

実はこのアミは、浮遊性の甲殻類の仲間です。

要は泳ぐのが遅い。。

よってマアジは俊敏に泳がなくても、容易に捕食できる状態であった。

食べ方もゆっくりとついばむように捕食していた。

だから、「アタリ」が出にくかったのです!

後日、このアミの画像を持って出社し、種を特定してやろうと、

もりたきさんや諸先輩とお話していると、

「これ、アミやなくてエビとちゃうか?」

「え!?」

こちらは汽水域に生息するアミの仲間のニホンイサザアミ。

で、こっちが今回のマアジの胃からでできたもの、

エビの特徴である額角がありました(笑)

実はこの胃内容物、捨ててしまったので・・・

今度はちゃんと保存しておいて、種まで特定しようと思います。

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