夏休みが始まりましたね…今年も忙しくなりそうです。
そんな中、今週末、東京でシダムシの会合が開催されます。今進めている研究仲間(チームシダムシ!)の打ち合わせ 兼 飲み会。
今年の数少ない個人的な夏のメインイベントのひとつなので、楽しみです(笑)
さて。
先日お伝えしたアカヒトデシダムシですが…結局、2日ほどは生存したものの、昨日死亡を確認しました。
残念。
いい感じにmiddle pieceを伸ばしていたんですけどねぇ。
飼育海水中に小さな原生動物(繊毛虫)がわいていたので、飼育海水は殺菌しなければいけないかも。
シダムシの生育環境はヒトデの体腔内なので、やはり通常の海水では飼育は難しいのでしょうか?
体液に近い環境を再現しなければいけないのかなぁ。
今後の課題です。
その死亡個体を観察したところ、middle pieceの先端は予想通り口唇状になっていることが判明(矢印)
シダムシの詳しい生態は明らかになっていませんが、このmiddle pieceの先端あたりでヒトデの体液を吸収しているのでしょうか?
飼育を通じていつの日か生態を明らかにしていきたいので、今後もデータを集めていきます。
【飼育研究部 森滝丈也】