先日お知らせしたアカウミサボテンですが、現在もウミサボテン水槽で調子良く飼育できています。
ウミサボテンやウミエラの仲間は体内に骨軸を持っていまして、それが種によって長さや形が違うとされています。
ちなみに、ミナミウミサボテンの骨軸はこんな感じ。
自分の指と比較しても分かる様にすごく短いです。
そこで、アカウミサボテンの骨軸なのですが、持ってみた感じ、
赤の線で示してあるくらい、とっても長い。全長の7割ほどを占める感じ。(取り出すことは生体を生死に関わるのでできない)
実は、この骨軸に関して個人的に解釈していることがありました。
それは、
「骨軸の長い種類は砂中に全ては隠れない」
どういうことかというと、骨軸の短いウミサボテンやミナミウミサボテンは、
骨軸のない部分は伸縮の幅が大きいので、それを利用して砂の中へすっぽりと入ることが出来る。
しかし、ウミエラなど骨軸が長い種類は前者に比べて伸縮幅が小さい為に砂中へは完全に入れない。
ウミエラが完全に砂に入らないのは実際に飼育していて確認済み。
今回のアカウミサボテンは明らかに後者。と言うことは砂中には完全に入らない。
ところが、
完全に潜ってしまった。。(ぴょこんと赤い先だけ見えているのがアカウミサボテン)
辻骨軸説は見事に打ち砕けましたwww
ただこれは非常に興味深い。かつ、出たり入ったりを繰り返すのでもしかしたらサイクルがあるのかも知れません。
というわけで、観察→データ化を行ってみました。
この続きは次回。
飼育研究部 辻