先日の日曜日、鳥羽水族館初となるライオンが入館しました…
話題のスナドリネコに続いてついにライオンまで…ではなく(笑)
ウニの仲間ですね。
ウニの仲間には、おそらく外見のタヌキっぽい印象からそう名付けられた、ブンブクチャガマ類(あの日本昔話の分福茶釜ね)というグループがいます。
それぞれの種名もユニークで、例えばブンブクチャガマ、キツネブンブク、タヌキブンブク、アナグマブンブク、ネズミブンブク、コザルブンブク、ヤマアラシブンブク、ウルトラブンブク…などなど。
今回入館したのがライオンブンブクMetalia sternalisです。(残念ながら既に死亡していたので標本にします)
ちなみに同属にはライオネスブンブク(雌ライオンの意)という種もいます。
…ライオネス飛鳥ではない(笑)
ライオンブンブクを目にするのは私は初めてですが、過去に三重県での採集例はあるようです。三重県立博物館の棘皮動物リストにも掲載されていました。
実はこのウニ、元々の和名はオオブンブクモドキでしたが、改称されてライオンブンブクになったという経緯があります。
ライオンに似ているかはともかくとして、ユニークな名前に改称されたことで話題に上がりやすくなったのは確かなようです。
【飼育研究部 森滝丈也】