企画展「大発見!ワクドキ深海アドベンチャー ~熊野灘から見る深世界~」 11月3日(月・祝)の閉幕まであと1週間を切りました。まだの方はお早めに!
さて、企画展で展示する生物をさらに充実させるため、火曜日に沖合底曳き網採集に行ってきました。
当初は会期後半に数回実施する予定だったのですが、悪天候続きでなかなか出航できず……。28日が今シーズン初の採集となりました。
今回の成果は、先日新種記載発表されたばかりの「ツキソメイソギンチャク」 with アカモントゲオキヤドカリが11匹も!
さっそく企画展にも展示したので、ぜひご覧ください。
さて、現在開催中の企画展では、これまでに鳥羽水族館が熊野灘で採集した生物のうち、新種として記載された40種を紹介しています。
私の独自基準で「レア度ランク」もつけているのですが、レア度MAXは“新属新種”のタコヤドリゴカイ、エビノユタンポ、ヒシモチヒモムシ、ゲンシカイキの4種。
前回紹介した41番目の新種「チンボクウデナガヨコエビ(沈木・腕長ヨコエビですよ)、実はこれもレア度MAX☆☆☆☆☆の「新属新種」なのです。(似た仲間がいないため、属を新設)
イベントの会期中に新種発表された2種を同時展示できればと目論んだのですが、今回は残念ながらチンボクウデナガヨコエビの方は採集できませんでした。
いずれにしても終了まであと数日。最後まで駆け抜けますよ~!
【飼育研究部 森滝丈也】






