時々更新のヤギ日記…。ほとんど共感を得られませんが私が好きな分類群の一つです。
ヤギ類は枝状に伸びた姿が一見、植物のようですが、クラゲやイソギンチャクと同じ刺胞動物の一群。
水槽の中では「皿の上のパセリ」のように添え物的な扱いが多いのですが、拡大して見ればなかなか美しい。
そんなヤギ類、今は主に菅島の漁師(幸進丸さん)から譲り受けます。菅島のイセエビ刺網に掛かってくるもので、記録をつけていけば、菅島のヤギ類リストができそうですね。
さて、先日頂いたのは、こちらの4種。
定番のトゲナシヤギ属(と思われる)3種と初めてのハナノエダ Pseudocladochonus hicksoni (たぶん)
あ、厳密に言えばハナノエダはヤギ類ではないですが、ご容赦下さい。
拡大するとその魅力が伝わるでしょうか。
そんな今回の3種もなかなか良いヤギですが、現時点で菅島沖のヤギ類で個人的な推しはこちらのアザミヤギ Echinomuricea peterseni ですね。
ゴージャスな雰囲気が良い感じ。
このアザミヤギとハナノエダはへんな生きもの研究所でひっそりと展示しています。他にもいくつか展示しているので、興味ある方が是非。
【飼育研究部 森滝丈也】