先日、福岡県のマリンワールド海の中道さんから送られたウミサボテンが26匹届きました。
ウミサボテンはイソギンチャクやクラゲと同じ刺胞動物の一種で、昼間は伸縮して海底の砂底に隠れていますが、夜になると伸長して海中のプランクトンを捕食します。
刺激を与えるとピカピカと発光するなど、その独特な外見と生態が非常に興味深い生きもので、へんな生きもの研究所では2013年の開設当時からのレギュラーメンバーです。
さて、福岡から到着したばかりの26匹は梱包されたビニール袋の中で頼りなげに伸びていました。
水温調節後、展示水槽に搬入しましたが…
横たわっています。ただ、翌日には自力で砂に潜っていくのでご安心を!
じゃん!こんな感じ。
今朝見るとすっかり良い感じに潜っていました(この水槽では照明が昼夜逆転しているので日中に伸びます)
背後の多腕タコ標本が映り込んで、どことなくハロウィンぽい雰囲気もありますね(笑)
今後、ウミサボテンがどのように成長し、環境に適応していくかを楽しく見守っていきたいと思います。これからの彼らの成長にご期待ください。
【飼育研究部 森滝丈也】