エントランスホールのサンゴ水槽に、お久しぶりのテングカワハギが仲間入りしました。
今回、搬入したのは4匹(2ペア)
テングカワハギはサンゴ(ミドリイシ類)のポリプを食べるので、サンゴの枝の間を行ったり来たり。
あっちの枝をツンツン、こっちの枝をツンツン…オスとメスは常にペアで行動をします。
サンゴを求めてオスが先に行ってしまっても、後から追いかけるメス…
つかず離れず泳ぐ姿は見飽きません。見た目と泳ぎ方がどこか小鳥のようでとてもカワイイ、私の好きな魚です。
テングカワハギの繁殖システムは一夫一妻なので、行動を共にするペアで繁殖を繰り返します。ただ、性比の偏りによっては一夫多妻になることもあるようです。
例えば、前回、飼育した時(2005年)は今回と同じ2ペアだったのですが、最終的に大きなオスがメス2匹と行動を共にするようになり、小柄のオスはあぶれてしまいました…。
今回の2ペアは今のところそれぞれのペアで仲良く泳いでいますが、今後、組み合わせは変わるかもしれません(どうなるかちょっと下世話な興味があります・笑)
【飼育研究部 森滝丈也】