みなさま、お変わりないですか?
私たちセイウチ人工哺育チームも変わりなく、男5人の初めてのセイウチ子育ては、まずまず順調に進んでいます。
その男5人のうちの3人が私よりもひとまわり以上年下ということもあり、最近はこの後輩というか、かわいい?弟3人がどんなことを考えて、セイウチやテンちゃんに接しているのかが気になって、気になって。。。
毎日、聞いていない感じでも。。。(へぇ~~~って思ったりしながら、すごしています。)
先日完成したTSAには、セイウチの繁殖を成功させるために(男)5人ですごした5年間の思いを<獣医の気持ち>に綴ってみました。
5年間長かったね。今はテンの可愛さにちょっとだけ飽きてる?感じもする弟3人たちですが、先日までは、それはそれはテンにでれでれに接していたので、そっちを見てもほっこりしました。
さて、TSAに話を戻すと、人工哺育の過程で彼らには獣医学の科学の部分しか説明しないことが多いですが、実は気持ちの部分もとても大切にしています。
出産時、定石ではやらない助産を行うという方法を選びましたが、これを迷わず選択できたのは5人のチームワークをみんなが信じていたからだと思います。
こんな感じで、テンは今「テンのお兄ちゃんの分もお姉ちゃんの分も、みんなのために」生きてるんだと思っています。
稚拙な内容ですが、少しこんな行間も読んで頂ければ幸いです。
【飼育研究部 かさまっちょ】