皆様こんにちは。まえだです。
さて前回までの2回でヒレアシのアシカ科、アザラシ科、セイウチ科の3つのグループの説明と大まかな見分け方について説明してきました。
今回からは鳥羽水族館で飼育している種類を1種類ずつ説明していきましょう。
あくまで「種」の説明で、個体の説明ではありませんのであしからず。
まずはアシカ科から行きましょう。
最初に紹介するのは「トド」です。
皆さん1度は聞いたことがある名前かと思います。
トドはアシカ科の中では最大の大きさになる種類です。
オスの体重は大きいモノで1000㎏、メスでは350㎏ほどになると言われています。
(オスのトド)
(メスのトド)
アシカ科の証拠、小さな耳が目の後ろにあるのがおわかりりでしょうか?
ちなみにアシカ科の特徴の一つにオスとメスで体格や姿が大きく違うというものがあります。
アシカ科の仲間は力の強い一部のオスが沢山のメスと繁殖するハーレムを作るため、強く大きいオスの遺伝子だけが残り続けて進化した結果だと考えられています。
トドは野生では太平洋の北部に生息している種類で、日本でも北海道で見ることができますよ。
次回もアシカ科の仲間を解説します。
【飼育研究部 まえだ】