今朝の見回り中、へんな生きもの研究所のアパート水槽7号室(家主はシロウニ)で白いヒラムシを見つけました。体長1㎝ほどでしょうか。2月3日に尾鷲沖の水深330mで採集した沈木の中に隠れていたようです。
すぐ上の階の2号室にも同じ種類と思われるヒラムシが隠れていて、ここしばらく探していたのですが、7号室でも見つかるとは、驚きです。2匹いたのですね。
こういった深海のヒラムシは情報が少なく、名前がはっきりしないものがほとんど。研究者の手を借りて種類を明らかにしたいと思います。
飼育生物数日本一(1200種)を謳う鳥羽水族館なので、ひとまずここに記録しておきます。運が良ければ見られます。
ヒラムシの仲間【扁形動物】は左右相称動物の中では非常に原始的なグループです。よくよく見ればなかなかカワイイ姿をしていますよ。
【飼育研究部 森滝丈也】