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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

サンゴ水槽、15年目を迎えます

「どうしてこんなにたくさんのハードコーラルを展示しているのですか?」東京から来たお客様からこんな質問を受けたと営業スタッフから聞きました。そして「森滝さん、飼育日記でも返事しておいてください~」との無茶ぶり(笑)

…どうして?う~ん難しい(笑)でも、「他でやっていない展示を目指したから」が答えのひとつでは?と考えます。

当館のサンゴ水槽は2003年の11月に完成して今年で丸15年。水槽立ち上げの計画を聞いた当時は、ほとんど経験のないサンゴの飼育…短すぎる工期…ハードルが高すぎると感じましたね(笑)

そんなサンゴ水槽の完成直後(2004年1月)の貴重な写真がこちら。組み上げたサンゴ岩がまるで…石垣(笑)

そして、これは立ち上げから2年後、2005年の水槽全景です。サンゴはパッキパッキに元気で、この頃は水槽内でサンゴの産卵もよく観察できていました。強烈な照明と適度な水流、厚く敷いた砂等々の合わせ技が水槽内の環境を整え、サンゴの成長を促したようです。

そして現在のサンゴ水槽。いくつかのサンゴや魚もメンバーチェンジはありましたが、長いものは15年間ずっと飼育できています。

水族館にお越しの際はサンゴ水槽の変遷にも注目してください。

何度も通えば変化に気付いてきっと面白いはずですよ。

【飼育研究部 森滝丈也】

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