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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ダイオウグソクムシの便がありました

みんな大好きダイオウグソクムシ!

これは2013年7月に入館した№12。現在飼育中の7匹の中では最古参になります。

代謝の遅いダイオウグソクムシは、水槽内では餌を食べるペースもそうですが、排便のペースも遅いようです(野生ではどの程度か不明)

水槽内で便を確認したのはこれまでに5回だけ(排便個体を特定できたのは1回のみ)。少なくとも入館してから数ヶ月経過してからの排便確認なので、かなり代謝が遅いことは確かです。

調べてみると、未消化物はどれも水族館で与えた餌ではなく、海で食べたと思われるものばかりでした。

便の未消化物は魚の骨や、ウロコ、カイメン?、紙、他の等脚類など…

2014年に回収した便の中身(未消化物)はこんな感じでした。

どれも野外で食べた餌由来ですが、水族館で与える餌は魚肉なので完全に消化して液状になって排泄されるため目に触れにくいだけかもしれません。

そんなダイオウグソクムシの便。昨日も久しぶりに見かけました。砂の上の褐色のものがそれ。

中身を確認すると、魚肉とウロコでした。今回は初めて見るタイプのウロコでした(魚種は不明)

1番近々に入館したのは2016年10月搬入した№27と№28なので、仮にこの個体の便だとしても少なくとも1年4ヶ月もお腹の中にあったことになります。

【飼育研究部 森滝丈也】

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