先月熊野灘の水深300mで採集した、沈木の表面に付着していたヒラムシの仲間。体長6mmほど。ヒラムシの仲間はプラナリア(淡水産)が有名ですね。
どことなく春っぽい色彩で結構美しい姿ですが、今のところ種名は不明です。
このヒラムシはいつも沈木から採集されますが、水槽の中に入れると、ガラスの表面を這い回り、そこで産卵することがあります。
今回は1匹だけかと思っていたら、3匹いたようです。
画像以外の場所にもたくさん産卵しています。ヒラムシの仲間は卵をしばらく保護する習性を持つ種類がいるようですが、このヒラムシは産みっぱなしのようにも見えます。
産卵時に集合して、また離ればなれになるようです。
…見ていると、なんだか、ホットケーキが食べたくなりました(笑)
【飼育研究部 森滝丈也】