これまでに何度か飼育日記でお伝えしてきた、鏡餅のように重なる深海ウニ Prionechinus forbesianus(和名なし)
重なる意味は調査中ですが、その行動パターンを解析するとなかなか面白そうな結果が…
いつかまとめて発表したいと思っています。
下の画像は今日の夕方17:30頃の様子。
下が個体識別番号№1、乗っかっているのが№2
ところで、この水槽には別の2個体も同居しています。
サイズはまだまだ小さくて最近やっと№2と同じぐらい(殻径およそ1㎝)にまで成長した№4と№5(ちなみに№3は既に死亡)
最近、こいつらが№1に接近している気配を感じていました。
…もしかして、№1の上に乗っかるつもりなのか?と淡く期待。
それが、今日の夕方にふと見ると…あれ?№5の上に№4が…乗ろうとしている?
大きさが同じぐらいなのに…?
でも、この姿を見た瞬間、これはこのまま上に乗るぞ!と確信しましたね(笑)
そして、1時間後に見に行くと…やはり!
№5の上に№4がばっちり乗っかっているじゃありませんか!(笑)
ほぼ同じ大きさなので、鏡餅ではなく「みたらし団子状態」です。かわいすぎる!
ちなみに№4と№5がこのような行動をとったのは今回が初めてです。
今まで沈木の陰でじっとしていることが多かった№4と№5が、成長して何かのスイッチが入ったようです。
その瞬間に立ち会えたのが嬉しかった。
はたして、このウニの不思議な行動には、いったいどんな意味が隠されているのでしょうか?
観察は続きます。