夕方の見回り時…サンゴ水槽のガラス面にシラヒゲウニが引っ付いていました。
来月はワールドカップということで、サッカーボールに見えるかもしれませんが…
私は、オニギリに見えました。
口の付近を拡大すると…
コイツはなぜか小石をガジガジしていました。
それはそうと、注目していただきたいのは口の周りにあるフサフサな部分。
キクラゲみたいなフサフサ部分を拡大するとこんな感じ。
実は、ウニは口の周りにこんな5対10個の房状の皮膚のひだを持っていて、鰓(gill)と呼ばれています。
コイツは今日はよく目立っていました。
面白いのは、これは鰓(エラ)と呼ばれているにもかかわらず特に呼吸器官というわけではなくて(ウニは体全体で呼吸していると考えられています)、口器が収まる空間(周口腔内)の水圧が変化したときに余分な水を貯蔵する場所だと考えられていること。
ウニの種類によって大きさに差があるのかも知れませんが、このシラヒゲウニは鰓がよく目立っていました。
ガラス面などに付着している時じゃないと、その存在になかなか気が付かないので、ガラス面にウニが引っ付いているときは要チェックです。