予備水槽にオオヘビガイにカキ?の殻が固着したものが放置してあります。
先ほど、サンゴをレイアウトする台座に使おうとそれを何気なく手にしたら…
お!?
小さなナマコらしき生物が付着していることに気がつきました。
体長3㎝ほど。見慣れない種類です。
サイズが小さいので、若齢個体かも知れません。
成体になれば見慣れた姿になるのかも知れませんが、今のところは種類が特定できず…
イソナマコ Holothuria(Mertensiothuria) paradalis の幼若個体かなぁ。
ん~気になります。
面白いのは、コイツは動きが少なくてほとんど動かないこと。
まっすぐ伸びると、そのまんま。
長い管足が全身に生えているので姿は山芋のようです。
ナマコの種類を特定するには、口の周りにある触手の形や、体壁にある骨片の形状などがカギになるのですが、このヤマイモちゃんはなかなか触手を出してくれず、何のグループかすらよくわかりません…。
そこで骨片の方からアプローチを試みました。
とは言え、骨片を取り出すために体を溶かしてしまうのはもったいないので、とりあえず生きたまま。
たくさん生えた管足に骨片があったので、その管足を1本だけ失敬して顕微鏡で拡大してみることにしました。
うわ~予想以上にギッシリと骨片が見えます。
メキシコだったかどこかの国に骨を積み上げて作ったこんな塔があったような、なかったような…そんな雰囲気すらします。
特徴的な骨片なのでたぶん調べれば種類は特定できると思いますが、今のところは調査中ということで。
何というナマコなんだろう。調べるのが楽しみ。
次回に続く…か!?