夕方の見回り中…
ふと予備水槽をのぞき込んでのけぞりました。
げぇぇ!お気に入りのニセモミジガイ(ヒトデ)が大きくかじられているじゃないですか!!
去年の年末に入館した鳥羽水族館で唯一のニセモミジガイがぁ…体色もキレイで状態良好。
大事にしていたのに…
一体、誰にかじられたんだ?
実は、この予備水槽にはヒトデを食べるボウシュウボラという巻き貝も数匹います。
だからニセモミジガイは水面に浮かべた二重のカゴでしっかりとガードしていたんですよ、ずっと単独で(ちなみにボウシュウボラの食べ痕とは異なります)。
ずっと単独で。
ずっと単独で…ってオイッ!!カゴの中に別のヒトデがいるじゃないか!
あ~…
コイツは前回の深海底引き網で採集したAnthenoides epixanthus(和名なし)。
隣のカゴで飼育していた唯一の生き残り。
カゴの隙間から吻を伸ばしてくるボウシュウボラに襲われるといけないので、火曜日の朝にニセモミジガイと同居させたんだった、私が。
そして今日、ニセモミジガイが何者かにかじられていた(?)
って事は…
…いやいや、ヒトデがこんな食べ痕を残すかなぁ…かなり疑問。
でも、他に疑われる生きものはいないし…
Anthenoides epixanthusの食性を私は知らないので、もし本当にヒトデを襲って食べるのなら、それはそれで興味深いのですが。
ニセモミジガイは生きているのでとりあえず2匹のヒトデは隔離しておきました。