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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ワニのお話し

皆様初めまして、新人社員ゆぅと申します。

新人といっても、入社して早一年経ってしまいました・・・そして今回が初投稿という(笑)

どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、書いてはみたものの肝心なネタを考えておりません。ということで初回は、日頃行っているお仕事の1つをふわ~っとご紹介したいと思います。それは、「水槽掃除」です。

掃除といっても色々ありますね。水槽の上から手を突っ込んですることもあれば、ボンベを背負って水槽に潜り、掃除することもあります。何気に大変な仕事の1つです。

では、実際の掃除風景をご紹介します。一体どんな生き物の水槽を掃除するかというと・・・カワイイですよ。すっごい。

 

 

 

 

 

カワイイ・・・ですね・・・。

ミシシッピーワニのオス、「ワニゾウ」です。写真には写っていませんが、もう一頭ワニが入っています。そちらは彼よりも少し小さく、名前は「ワニタロウ」といいます。

名前からしてこちらもオスのような感じですが、「ワニタロウ」はメスです。うん・・・なんともいかつい女の子。

さてここの水槽なんですが、どんなに嫌でも掃除をしなければ汚れていってしまいますね。ということで頑張りましょう。

 

掃除道具はいたってシンプル。ガラスの汚れを落とすプラスチック製の板、枯れた植物をカットするハサミ、水槽の底に沈んだゴミを救うネット、そして何やら怪しげな・・・棒・・・?

この棒よく見ると先っぽがぼっこぼこ。これで身を守ります・・・死闘の光景が目に浮かぶ。

いざ行かん!ワニの行動をチェックしつつ進んで行きます。

 

実のところ、彼らはとても賢いんです。どういったところがというと、長年彼らの飼育に携わってきた上司が中に入って掃除するのと、私が入って掃除するのとでは、明らかに態度が違うんですね。

僕には、「こいつならいけるんじゃね?」的なノリで向かってきます。しっかりと相手を見定めているんですねー。

 

 

水槽から出てきたとき、お客様によく「怖くないの?」と聞かれます。その時はもちろん正直に答えますよ。

「正直めちゃくちゃ怖いんです」と。ただ、怖くないように振るまっているだけなんです。飼育員が怖がっていると、お客様を不安にさせてしまいますからね。

それに、ワニにもなめられてしまいます。そうなればもっと危険なことにも繋がるでしょうね。親しき仲にも礼儀あり(?)!!油断大敵です。

 

良いことを言ったところで、終わりにしたいと思います!(笑)長くなってしまいましたが、これからもよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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