2月14日、鳥羽商工会議所にて、伊勢志摩海洋教育研究アライアンスによる研究成果発表会がおこなわれました。
「水槽で重なるカガミモチウニの行動に気付いて10年。去年、水中ドローンを用いて深海でも重なっていることが初めて実証できた」そんな話を発表しました。
“自然を再現“した水槽という表現はよく使いますが…
水族館は、模倣だけでなく、動物本来の行動を知るきっかけをくれる場所であるとも思います。
他にもまだ野外で確認できていない行動はいくつもあります。
例えば、カガミモチウニのオスが棘を束ねて管足を上下に振る行動。これは放精前の高まりなのか?笑
例えば、卵殻の中で旋回?するオウムガイの胚。そもそもオウムガイは産卵場所すら野外ではまだ特定されていないし。ん~、卵を見つけたい。
例えば、ダイオウグソクムシの脱皮の瞬間。水槽内では世界中で9例ほど報告あるけれど、野外では脱いだ瞬間の観察はない。
例えば、イソギンチャクを食べるヤマトトックリウミグモの動きとか。一瞬の、その捕食スピードには驚いた。
例えば、テンプライソギンチャク無性生殖の過程とか。付け根がふくらんで、まんじゅうのように分離、それが細長いイモムシ状に変化して這いまわる…。
そんな水族館で見つけた行動を、野外でも確認したい。
【飼育研究部 森滝丈也】






