皆さんこんにちは、ともちゃんです。
セイウチたちとの日々のトレーニングが楽しくて仕方ありません!
ですが彼らに給餌する魚の量にはもちろん限りがありますし、トレーニング以外の彼らの自由な時間も必要ですので、どれだけ楽しくてもトレーニングには終わりがあります。
トレーニングが終わるときには「おしま~い」と言って魚を全て与えて終了します。
ですがよくよく考えてみると、この「おしま~い」という合図は聞く側からすると「ちぇっ、もうおしまいかよ…。」となる可能性も。
要はもし仮にボクたちだけではなく、セイウチたちもトレーニングを楽しいと感じているならば、この「おしま~い」と言う合図はフラストレーションに繋がる可能性もあるのではないかと考えています。
人間も楽しい一時が終わりに近づいてくると、少しテンション下がりませんか?
なので最近はトレーニングの終わり方に変化をつけるようにしています。
例えば…
①おもちゃに魚と氷を隠して、探しながら食べている間に退室
これを
こんな感じで隠したり。
②ポウちゃんの近くに魚を並べて食べている間に退室
このように「おしま~い」と言う言葉を使わずとも、トレーナーが退室したら終了だよと伝えられる方法もあります。
始まりも終わりも、色んなパターンで伝えることができるようになってきました。
【飼育研究部 ともちゃん】