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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

偏愛

偏愛

僕が飼育員になる前は「飼育員たる者、どんな動物にも分け隔て無く愛情を注ぐべきだ」と思っていました。

 

しかしお魚大好きで飼育員を目指した僕は、いざ飼育員になってみても相変わらず「やっぱりお魚大好き!」。

 

は虫類や両生類を担当する中、もちろん魚類チームなので魚も担当になりました。

そのなかから普段僕が愛情を注いでいるカワバタモロコを紹介します。

 

カワバタモロコは日本の固有種で、約4cmほどの大きさ。

 

水草に卵を産んだりするのですが、その水草がある場所が減少したり、外来種が住み着いてしまったことで今や絶滅危惧種に登録されています。

鱗の色も魅力的で、餌をやるとすぐに集まってくるのでとても愛着がわきます(僕だけかもしれませんが)。

 

そんなカワバタモロコはJコーナーの日本の川に展示されているのですが、ライバルがいます。

 

 

それは、隣に展示しているアルビノのニホンスッポン。

 

写真の右がカワバタモロコで、左がスッポンの水槽。

いつもお客さんに「わー!白いスッポンがいる!」とお魚水槽は無視されがち。

 

カワバタモロコももっと人気が出て欲しいと思うわかすぎなのでした。

 

【わかすぎ】

 

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