へんな生きもの研究所で展示している2匹のキンチャクガニは水槽中央の岩陰で一緒にいることがほとんど。交接自体は未確認ですが、時々メスが卵を抱えているので仲は良さそうです。仮にオスを「キン太郎」、メスを「チャク美」としておきます。
先日、この水槽にキンチャクガニを1匹追加しました。
新しいコはポツンとすみっコぐらし(このコは入館時からイソギンチャクを持っていませんでした)。
水曜日まではそんな3匹だったのですが、今朝見ると、何故か3匹それぞれ離れた場所にいて、新しいコは両方のハサミ脚にイソギンチャクを持っているじゃないですか!ちなみに、キン太郎とチャク美もイソギンチャクをちゃんと持っていました。
よく見ると、キン太郎のイソギンチャクが小さくなっている…?これはキン太郎が自分のイソギンチャクをちぎって新しいコに渡したか、奪われた可能性が高そうです。
ただ、そんなキン太郎と新しいコは接近すると威嚇しあって仲は良くない感じ。
なので、新しいコはオスではないか?と思ったのですが、確かめてみると予想に反してメスでした(ということで名前は「ガニ子」です)。
現時点ではガニ子がどうやってイソギンチャクをゲットしたのか(水槽には他にイソギンチャクはいません)?また、キン太郎とチャク美、ガニ子の三角関係(?)は今後どうなるのか気になります。
【飼育研究部 森滝丈也】