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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

イソギンチャクベイビー

前回お伝えしたイソギンチャクの産卵、その後です。

4月4日の夜、コーラルリーフダイビングゾーンの水槽で大量の産卵があったと書き込みました。

正体がわからないまま48時間経過…。残念ながらほとんどの卵は崩壊してしまいましたが、6個だけ残った卵の発生が進んでいました。

産卵から10日後、全長1mmほどのプラヌラ幼生となってシャーレの中をゆっくりと泳ぎ回っていました。

さらに10日経過した本日(産卵から20日目)

この間、プラヌラ幼生4匹はポツポツと息絶えていきましたが、残った2匹のうち1つがイソギンチャク(おそらく)に姿をかえているではないですか!

口ができています(矢印の位置)

体壁中に筋肉(縦走筋)ができ、刺激を受けてムギュッと縮むことができるようになりました。

文字通り「力強い」印象で、その成長ぶりが頼もしく思えるほど(笑)

少しわかりにくいですが、こちらは最大限、縮んだ姿。饅頭みたいになります。

ひとまず1個体だけですが(もう1つはまだプラヌラ幼生)順調に成長しています。

でも、親は誰なのか、まだ判明していません。

しばし、お待ちを…

【飼育研究部 森滝丈也】

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