先日の熊野灘の沖合底引き網で水深170mから採集したサナダミズヒキガニ。
他の魚と一緒に網で引き上げられる際に細長い脚が取れてしまうので、全て残っていることは稀ですが、この個体も計3本脚を失っていました。
でも、元気だったので そのまま へんな生きもの研究所で展示開始しました。
ミズヒキガニという別の種類のカニもいますが、この種名の「水引」とは贈答品やご進物の包み紙を結ぶ飾り紐のことですね。
サナダミズヒキガニのサナダは、脚の紅白の模様が「真田紐」に似ているから名付けられたものだと思われます。
そんなサナダミズヒキガニを是非、ご覧下さい。
【飼育研究部 森滝丈也】