以前、飼育日記で紹介したカイメンと共生するムシモドキギンチャク。
2013年に鳥羽の安楽島で見つけて、最近になって水族館前でも生息を確認。
マボヤの体壁に付着したカイメン中に見つけた…と書き込みました。
研究者に問い合わせたところ、今回のものも含めて鳥羽のものはこれまでに採集報告のある2地点(神奈川県と新潟県)と同種らしく、華奢な触手が特徴。
ところが、今回は同時に別のマボヤの体壁に少し違う印象のムシモドキギンチャクを確認したのです。
とりあえず、観察しやすいようにへんな生きもの研究所のアパート水槽(タコノマクラ水槽)に移動させました。
見ると、以前のムシモドキギンチャクとは触手の印象が違います。
共生しているカイメンも違う種類のように見えますが…
共生するカイメンによってムシモドキギンチャクの形態が変化する可能性も…あるかも
【飼育研究部 森滝丈也】