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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

深海ヒドロ虫~捕食劇場~

ただいま冷蔵庫の中で飼育している深海ヒドロ虫(ヒドロゾア)。

この仲間は群体性でポリプが機能分化(違う役割を持つ)しているため、その形態が大きく異なっています。

いくつの型があるのか今調べているところですが、とりあえず餌を捕まえるポリプと、食べるポリプはすぐに見分けがつきます。

 

今日は餌を与えたときの迫力ある姿を紹介します。

 

餌はアルテミア(甲殻類の一種の孵化幼生)

ポリプの有頭触手にくっついています。…と言っても、積極的に餌を捕獲するわけではなく、漂う餌が触手の先にペタッと弱く付着する程度に見えます。

左に見えるのが捕食するポリプ。各ポリプは走根(stolon)でつながっています。

お、さっそく餌に気が付いたようです。

比較的活動的な捕食ポリプは餌に気づくとヌワ~と伸長させます。

餌の情報は走根を通じて近くのポリプに伝達されるのでしょうか?興味があります。

 

ポリプは口を大きく開けてアルテミアを丸飲みしようとします。

お、右側のポリプも餌に気づいたようです。

ぬぉぉぉ…丸飲み!気持ちよいですね。

丸飲みって見ているだけで興奮します(笑)

ごっくん!

得た栄養は走根を通じて群体全体に分配されると思います。

 

さて、お次は別のポリプ。

クラゲ芽がたくさん付いています。

このクラゲ芽の付き方についても調べています。

遊離するとかわいいクラゲが泳ぎ出しますよ。

 

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