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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

朝活!

こんちわ!

ひさしぶりの飼育日記!

台風が過ぎ去った朝の浜辺は海の落とし物がいっぱい!

というわけで、朝っぱらから志摩の浜辺をスマホ片手に不審者のごとくウロウロしてきました!

朝日が上りきっていない6:00頃。

潮風がまだ肌寒い。

海の落とし物とは、風や波によって、海底から引きちぎられたり、遠い遥か彼方から漂う漂流物が浜へと打ち上げられたもの。(勝手に命名)

特に、台風の後はいつもは流れてこない遠洋の落とし物が流れ着くことがあります。

また、波が強いため、いつもなら耐える海底の物も引きちぎられたりしてうち上がるので、台風の後は普段見られない落とし物がたくさん。

朝イチで行くことにより、太陽の光に晒されていない状態で観察できるので、まだ生きているものがいたりもします。

エボシガイが付いたアクエリアス。

このエボシさまはまだ動いてました。

このペットボトルは一体どれだけ長いこと漂流したのでしょうか。

エビの脱皮殻。

綺麗に形が残っている海綿スポンジ。

オコゼの仲間かな?

なんだか凄いオレンジなタツノオトシゴさん。

この物体は謎…。

今日はこの物体が多めでした。

中に赤っぽいツブツブが確認出来たので、なにかの卵かな?

綺麗に閉じてました。

 

さて、そんな落とし物探索もちょっとした危険があります。

いや、ちょっとじゃないかも…。

うん。かなり危険。

風が強いと遠洋からどんぶらこっこと流れてくるこの子。

カツオノエボシさん。

クラゲです。

刺されると激痛と共に高熱、目眩が襲ってきます。

意識を失った人を見たことあります。

幼児だと死に至る事もあるそうです。

この子たちがそこらじゅうに転がってます。

裸足は危険なのでやめましょう。

むやみやたらと打ち上げられた物に素手で触るのはやめましょう。

「あ!なんだこのネット状のモノは!持ち上げてみy…うわぁ…。」

なーんてこともよくあります。

こ、こいつは…

デカイっ!!

そういえば、

今日はこの子も多かった。

カツオノカンムリさん。

この子の毒性はエボシさんに比べるとまだ弱い方ですが、痛いです。

この二つの見分けかたは、

カツオノエボシ→風船みたいに空気袋がある。触手が長い。

カツオノカンムリ→ヨットみたいに平たい円盤から三角の帆が出てる。触手が短い。

どちらも海面に浮いて、風の力を利用して漂うみたいです。

どちらも綺麗な青色をしていますので、浜辺で青いものを見つけたら無闇に触らないようにしましょう。

特に朝イチはまだ生きている可能性が高いので要注意。

 

クラゲと言えば珍しくこの子も見つけました。

ギンカクラゲさん。

パッと見、メダルみたいなクラゲさん。

この子は刺されても痛くないですが、人によってはアレルギーなどもあると思いますので注意してください。

 

そんなこんなで、陽射しがジリジリしてきたので帰宅の時間です。

台風の後に限らず、浜辺は海の落とし物がたくさんあって凄く楽しいのです。

ですが、波に脚を持っていかれたり、毒のある生き物を触ってしまったり、危険も沢山ありますので、よく注意して大人の方と楽しんでください。

では、良き夏の日々を!

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