先日、飼育日記に書き込んだ深海性ヒドロ虫(ウミエラヒドラ科の一種) ですが、ピンク色した栄養個員の脇にクラゲ芽が出芽していたので成長を楽しみにしていました。
土曜日に拡大して観察すると…クラゲ芽はさらに大きくなっており、リズミカルな拍動がはっきり確認できました。
そろそろクラゲとなって泳ぎ出しそう…
ところが、あいにく次の日は私は休み…休みのあいだにクラゲが遊離したら、そのまま流れ去ってしまう可能性が大きい。
そこで、流れ出さないようにシャーレの蓋を閉めておきました(ヒドロ虫は水槽の中に沈めた腰高シャーレの中で飼育しています)。
画像:拍動するクラゲ芽(矢印)…かなりボケボケですね(すみません)
そして、休み明けの本日、水槽の中の蓋付き腰高シャーレをのぞくと…
おぉ!20匹ほどのクラゲが無事に遊離しているじゃありませんか!
クラゲの大きさは0.8㎜ほどで、肉眼でやっと確認できるほどの大きさです。
さっそく回収しました。
本種は深海性のクラゲなので常圧の飼育下で無事に成長するかどうか不明ですが、まずはクラゲ研究者に送って種類の特定ができれば、と考えています。