先日10月20日に新たなパラオオウムガイが加わり、それまでいた個体と合わせて総勢13個体の大所帯となりました!
現在、オウムガイの仲間は個体数が減少しており、保護のため国際取引に制限が設けられているため入手が困難になっています。鳥羽水族館は友好協力協定を締結しているパラオ共和国のパラオ国際サンゴ礁センター(PICRC)の協力で入手しています(現在、国内でオウムガイ類の飼育・展示をおこなっているのは鳥羽水族館だけです)。
さて、大勢の新入り(メスは3匹)がやってきて、先住の№105(オス)は大興奮!いきなり交接しようと見境なく新入りをハグしていましたが…
それはオス(№117)…。すぐに気が付いたようですが。
そんなこんなで、スタッフもオウムガイ達も興奮の搬入日。
翌日は給餌日でした(公式Xで動画を公開しているので、そちらもご覧ください)。鳥羽ではこんな風に1個体ずつザルに隔離して給餌します。これは餌の奪い合い防止や摂餌量の把握のためです。
全ての個体をザルに入れてしまうと、お客様からは浮かんだザルしか見えないので、一部の個体は順番待ちとなります。
摂餌したら順にザルから解放して順番待ちの個体と交代です。
新入りの個体はかなり空腹だったらしく、まだまだ欲しそうにしていましたが、今回は腹八分目で我慢我慢。
やはり、元気にもりもり食べる姿は見ていて気持ちが良いものですね。
【飼育研究部 森滝丈也】