へんな生きもの研究所ではムラサキオカヤドカリを展示しています。
熱帯域に分布するヤドカリの仲間で名前の通り海岸付近の陸上で生活しています。
最近ふと思うのは、引っ越しのプロでもある彼らはちゃんと貝の引っ越しを出来ているのだろうか?
担当になってから同じ貝にいる事しか見たことがない様な気がする…
ここは「人生通算引っ越し経験 8回」の私が何とかせねばという勝手な使命感に駆られました。
そうと決まれば、まずは新しい引っ越し先を提供しなければいけません。
こちらはリュウテンというサザエの仲間の巻き貝。
貝に詳しいI先輩に事情を話すと快く提供してくれました。
売り物にするために加工したかのような光沢がありますが、全くの無加工で自然による産物です。
1つ持って帰りたい気持ちですが、ヤドカリの為にここはグッと堪え。水槽にセッティングします。
おおお!さっそく物件(貝)の内覧を始めています!
触覚やハサミを使い慎重に貝の中や入口を確認しているようです。
結果的に写真の貝には引っ越しませんでしたが、しばらく彼らの引っ越しの手伝いを続けようと思います。
【飼育研究部 ニッシー】