前回までのあらすじ。砂に潜るフグをただ愛でる砂潜りフグ部、この日記の最後に登場した正体不明の砂潜り謎魚とは__!?
実は皆さんも鳥羽水族館の水槽でよく見かけるお魚なんです。
タイトルにもございます、こちらの砂に潜る魚はベラの仲間のキュウセン。
日中はスイスイと泳いでいるキュウセンも潜りたい時があるようです。
こんな風に全身が砂に埋もれている時もあれば、
砂の上に横たわっている時もあります。飼育係やお客様がそんな姿を発見しヒヤッとする時がありますが、小さく動くエラを見てほっと安心することが多いです。
水槽の上から初めて見たときのインパクトは忘れられません。だって砂に潜っているというより、刺さっているんだもの。皆さんご存じチンアナゴや、砂の中に穴を掘ってすみかにしているハゼの仲間などと比べると、潜り方がワイルドで好きです。
砂潜り中の子の横に、大あくびのキュウセン。情報量が多い奇跡の一枚です。
鳥羽水族館にいるベラの仲間の中ではキュウセンがよく潜砂行動をとっていますが、フグより潜っている頻度は少なめですので見つけたらラッキーキュウセン🐟
ぜひ、Eコーナー 伊勢志摩の海・日本の海で探してみてくださいね。
【飼育研究部 やまじ】