新芽の美しい季節になりましたね。
日本の川ゾーンもさまざまな植物たちの新芽が美しく、見応えがあります。
今日、ご紹介するのは「ユキノシタ(画像左)」と「ミズユキノシタ(画像右)」で、どちらも「ユキノシタ」という名前を持つ植物です。
この2種類の植物、「ユキノシタ」という共通の名前を持ちますが、分類上は全く違う種類の植物です。
ユキノシタ(学名:Saxifraga stolonifera)はユキノシタ科ユキノシタ属の植物で、本州~九州にかけて分布する常緑多年草で、庭のグランドカバーなどにも利用されます。
一方、ミズユキノシタ(学名:Ludwigia ovalis)は、アカバナ科の植物で日本全土の水辺や水中に自生する水草です。環境にもよりますが、多くの場所で落葉多年草で温暖な地域では常緑化します。
ミズユキノシタは同属の海外種が水草の「ルドウィジア」として流通していますので、水槽やテラリウムと相性が良いことは広く知られていますが、ユキノシタも実は水槽栽培に適している(低照度・高湿度で生育可能)ことはあまり知られていません。
このように、小川水槽では陸上のカバー植物としてとてもよく茂っています。ぜひ、ご覧ください。
かみおか