4月上旬に「タッチング水槽のタコが卵を守っているから避難させてあげて下さい」と小学生とおぼしきお客さまからの連絡を受け、母タコと卵を塩ビパイプごと予備水槽に引っ越しさせました。
あれから、ほぼ1ヶ月…
文献ではマダコの孵化期間は28日と言われているので、今朝、卵の発生状況を確認してみました。
相変わらず、母タコは何も食べず、塩ビパイプの中で懸命に卵を保護しています。ご飯粒のように見えるのがマダコの卵ですが、少し色が変わってきていますね。
拡大してみると、胚はかなり稚ダコの姿になっていて、順調に発生が進んでいるようす。予定より少し発生が遅れているようですが、これは水温の影響かもしれません。
【飼育研究部 森滝丈也】